1.旅をする木(星野道夫)
広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせの生活を、静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。
圧倒的な大自然アラスカ。そこで生きる生き物たちやオーロラ、アラスカの人々の様子が
星野道夫さんならではの優しく美しいことばで綴られています。
心が洗われること間違いなしの一冊。
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2.センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン)
雨のそぼ降る森、嵐の去ったあとの海辺、晴れた夜の岬。そこは鳥や虫や植物が歓喜の声をあげ、生命なきものさえ生を祝福し、子どもたちへの大切な贈り物を用意して待っている場所…。未知なる神秘に目をみはる感性を取り戻し、発見の喜びに浸ろう。環境保護に先鞭をつけた女性生物学者が遺した世界的ベストセラー。川内倫子の美しい写真と新たに寄稿された豪華な解説エッセイとともに贈る。
環境問題を訴えた「沈黙の春」で有名なレイチェル・カーソンによる世界的ベストセラー。
自然の美しさに純粋に感動し、感謝している姿に胸を打たれます。
後に養子として迎えた甥への深い愛も感じられて、読後は優しい気持ちになれます。
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3.さいはての彼女(原田マハ)
25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!? だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。
傷つきながらも勝ち気なバリキャリの女性と、ハーレーに乗る自由な風のような少女の対照的な2人の物語。
瑞々しく爽やかな描写が多く、読んでいて気持ちがいい一冊。
読んだ後は前向きな清々しい気分になれます。
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4.デトロイト美術館の奇跡(原田マハ)
ピカソやゴッホ、マティスにモネ、そしてセザンヌ。市美術館の珠玉のコレクションに、売却の危機が訪れた。市の財政破綻のためだった。守るべきは市民の生活か、それとも市民の誇りか。全米で論争が過熱する中、一人の老人の情熱と一歩が大きなうねりを生み、世界の色を変えてゆくー。大切な友人や恋人、家族を想うように、アートを愛するすべての人へ贈る、実話を基に描かれた感動の物語。
人の温かみとアートの力を感じられる本。
アートに疎い私でも感動しました。薄いのでサクッと読めるのも魅力。
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5.アルケミスト(パウロ・コエーリョ)
羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語
名作中の名作なのでご存知の方も多いはず。
自分を信じること、自分の旅を続けることの大切さを教えてくれます。
自信が持てなくなった時に読み返したい一冊。
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6.あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。(ひすいこたろう)
仕事で成果が出ない、楽しみにしていたレストランが閉まっていた、恋人にふられた、
誕生日なのに誰からも誘われない、職場や学校に嫌いな人がいる、やる気が起きない……などなど、
人生には、面白くないことがたくさん起こります。
でも、それって本当にどうにもならないことでしょうか?
たしかに、起きてしまった「できごと」はもうどうにもなりません。
けれども、それをどう解釈するかで、感情はいくらでも変化します。
そう、解釈ひとつで、目の前の現実は、世界は素晴らしい場所になるのです。
様々な悩みと、それに対する回答という形式の本です。
偉人の面白いエピソードもあり、「あの偉人ですらこうだったんだな」と元気がもらえます。
悩みがある方、前向きになりたい方に特におすすめ。
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